2020-05-08から1日間の記事一覧

不動産の鑑定評価に当たっては、 基本的事項として、対象不動産、 価格時点及び価格又は賃料の種類を 確定しなければならない。 第1節 対象不動産の確定不動産の鑑定評価を行うに当たっては、まず、鑑定評価の対象となる土地又は建物等を物的に確定すること…

地域分析と個別分析 ①不動産の価格は、 その不動産の最有効使用を前提とした価格 を標準として形成されるものであるから、 ②不動産の鑑定評価にあたっては、 ③地域分析/個別分析を通じて ④対象不動産の最有効使用を判定する必要がある。 地域分析とは ①その…

■収益還元法とは 収益還元法は、 対象不動産が 将来生み出すであろうと期待される純収益の 現在価値を求めることにより 対象不動産の試算価格(収益価格) を求める手法である。 有効性 収益還元法は、 賃貸用不動産、または 賃貸以外の事業の用に供する不動…

8-9

対象不動産の確認・必要性 対象不動産の確認とは ①「基本的事項の確定」により 確定された対象不動産が ②現実にその通り存在するかを確認する作業 をいう。 不動産の鑑定評価にあたっては、 基本的事項として、 対象不動産/価格時点/価格又は賃料の種類 を確…

各論

開発法 対象不動産(更地)の面積が 近隣地域の標準的な土地の面積に比べて 大きい場合等において、 開発事業者の投資採算性の観点から 試算価格を求める手法である。 ①一体利用することが合理的と認められるときは 価格時点において、 当該更地に最有効使用…